リーダー




仕事っていうものを始めてかれこれ2桁以上経つのですが。学生の頃の自分は、そのくらいの自分は想像もつかないような存在だと思っていた。3・4年で中堅となり、7・8年でそりゃもうリーダークラスというか、課長や部長、そんな感じ。
私には出世したいという気持ちはない。出世してポジションが上がったからと言って一概に待遇が上がることもなく、責任と負担が増大するから。そして肩書の価値を感じないから。その肩書分の苦労と言ったら結構なものです。でも経験と年齢が上がっていくと管理職的なものから逃れるのが難しいというジレンマ。ま、流れに身を任せるようにしているのですが。
私が管理職として適性がないひとつは、優しすぎるっつーこと。自分で言うので信ぴょう性は「?」ですが、多分そうなのです。部下に対してなるべく叱らないようにしたいので、ちとナメられる。部下は仕事が甘くなる。これはなかなか治せません。いくら悪者になろうともしっかり叱ることができるというのもリーダーの条件の一つかなと思うのです。私にはそれが欠けている。
あ、その分、「教える」ということは得意です。指導内容を整理し、どう伝えればいいのかを熟考して伝える。言葉を砕いてできるだけ具体的に。そして全体像から逸れないように。教えることは大好きです。
上に立つのではなく、自分に任された仕事の精度を高め成功に導きそこに喜びを感じる。
…ということで、自分が上に立つということには向いていないという再度の結論。