転職●日目
課長と立ち話。
例の営業の件はまだ確定ではなく、上司の希望であるとのこと。
しばらく営業体験をしてみて…という選択の余地は残されているらしい。とはいえ、会社的（課長）には営業をやってほしいというのは変わらないわけで。
係長ともお話。
「何でも言ってイイよ」とのことで、営業をすすめられているということにからめてワタシの転職の際の条件や経緯を話す。「企画」「制作」「ディレクション」という項目で探していたこと。例えば「営業」の募集であれば受けていなかったこと（このへんは率直に！）、編集職として内定していたけれども断ったことまで言ってしまった…。
お互いベストなマッチングになるのが一番いいんだけど。
そこから現商品の改善案などにも話が及び、「企画のほうが合ってるかもねー」と言われる。ただし…問題なのは。ここ（この課）の「企画」とは単にシステム管理などであって、「商品や制作物をディレクションする」という意味での職務は存在していないこと。（存在すべきだと思うんだけど）
となると、面接時にもっと突っ込んで話をすべきだったのかしら？ 手落ち？ あの時どんな「すりあわせ」をしたっけ？ あれ？ 確かに「営業」という言葉は一回も出なかったものの具体的に「ディレクションをしてもらう」とまでは言われなかったん…だっけ？…もう、忘れちゃったよ(笑)
モノ作りは１人ではできなくて。企画（考える）がいて制作（細部を作る）がいる。（企画と制作兼任の場合もあるけれど）いろんなエキスパートを取りまとめて目標を叶えるディレションをするのが企画の仕事でもあり。制作マンばかりいたらまとまりがなくなってしまうんじゃないかな…幹がないと花は咲かない。…な〜んて、仕事デキないワタシが言えることではないのですが！わははははは（ていうか、ナハハ的な）
◆
営業どうするかと考えることは、「もし営業以外だったら何を担当するのか（させられるのか）」ということにも関わってきており。
営業にしろ制作にしろ「売るモノ」自体が好きなモノであればどちらでもいいだろう。でもそうじゃないからなぁ〜…
そもそも、ワタシが好きな「モノ」×やりたい職種×ある程度の報酬…の三要素を満たす転職案件なんて、なかったのだ。（数年かけて探せば出てくるのかもしれないけれど）だから私は「好きなモノ」は選択項目から外したのだった。
これら三要素を掛け合わせて100点…は無理にしても、65点くらいの満足度にはしたいなと思う。
企画・制作として採用されたと思っていたときはこれが70点だった。でも営業となると…感覚値でしかないけれど、55〜60点に下がってしまう自分がいる。（意外にやってみれば80点以上になったりするのかもしれないけど！）
根底にあるのは、ワタシは企画・制作のスペシャリストになりたいというような欲が確固たるモノではなく、ある意味こだわりがないところだ。「なんとなく楽しい」と感じられればそれでいいな〜っていうあたりで。これは投げやりな意味でも何でもなく、私が今まで仕事というものをしてきた中で（「社会人として」それなりに、っていう意味で）分かった自分の性格、長所・短所、バイオリズム、プライベート…などなどの観点から考えたときの、「一番いいバランス感覚」。
そう、「なんとなく楽しい」。この度が過ぎると仕事に突っ込みすぎてしまいプライベートにまで侵食したりする可能性もある。でも「楽しい」がないと毎日会社に行って仕事をしている意味もない。
ガツガツせず、ふんわりと。やるときはやる、でも抜くときは抜く。そんな感じで。
◆◆◆
体制や役割が整っていない会社（組織）の一端を垣間見ることができる一件。まずはワタシがそれに慣れることが必要。
救いは、リーダーが今の状態を良しとしてはおらず、ワタシと目指す方向（体制・商品）が似ているってこと。ワタシが意見を言ってもちゃんと聞いてくれる。そして変えようとする姿勢もある。
それが変わり安定するまでは一年はかかるだろうけど…
ワタシだって、口ばかりじゃだめで目の前の仕事をしなきゃならないんだよね。自分への戒めとして。
◆◆◆
てか。（「てか」って言っちゃう。）業務以外のことで、ちょっとつらーいことがあったので。会社に行って仕事してると忘れられていいなぁーと思う。
何でも自分の受けとめ方。だとすると、そのことも起こるべくして起こって、ワタシにとっては最善なことだったのかもしれない。
や、良いんだ。良いんだ。
仕事とプライベートの「完全な」切り替え。それが会社から帰る40分間の電車でできたらいいなぁと思う。だから整理のためにこうして携帯を打ち、音楽を聴く。
まだ転職して２週間も経っていないからか、自宅でもふと仕事（ていうか会社）のことがよぎったりする。目下、「営業に就くか、頑なにそれ以外を主張するか？」だけれど。
んー！
↓わーん、なんだかとっても黄色く写った…
