わたしの人生




東京から5時間以上かけて帰るイナカ。イナカな風景をみたり、実家ののんびり生活をみて。


毎回帰る度に気持ちが微妙に違う。ああ、やっぱりこういう場所の水のほうが合ってるかもとイナカ寄りなときもある。いままでは圧倒的にこちらのほうが多かった。現実的に「帰る」ことを考えたりもした。


大企業に勤めていたときはそれが「夢」でもあったので、「東京に居る理由」があった。でもそれを消したとき「ひとり」で生きていく「場所」はどこだろうと再考した。



数年経って、関東はわたしにとって「●社で働くための場所」ではなくて、「わたしが暮らす場所」になってきたのかもしれない。ベストではないけれど「強いて言うなら」の。



時は、過ぎる。時間は、経つ。
周りは、変わる。


暮らす。そのために働く。経済的なこともシビアに考えるようになった。


「病気でもして働けなくなってお金なくなったらどうすんの?」…言われて初めて少し怖くなった。
確かに暮らせない。

ライブとか映画とかご飯とか行っている場合ぢゃない。



気楽にかまえようとするのを逆に揺り戻されること。



わたしはわたししか頼るものがないんだけど、自分はどこまで頼れるかな。どこまでやれるかな。


わたしは人との関わりの中で生きていて、東京もそのお陰で居るんだけど…最後は頼っちゃいけないと思う。ていうか頼れないよね。だから、自分。



この部屋と世界から飛び出したくて、唯一自分の手段である勉強を必死にやってたなあと思い出す。あのときの自分は間違ってなかった…んだよねとは思う。



色々あるようで、そんなにないよ。
転機をうまく掴むことは無意識ならとても難しいことだ。普通にソレができている人たちをスゴいと思う。むかし「普通」だと思っていたことが実は普通ではなくて、ただ無理して手にできるものでもないと分かったのはどのくらい前だろ。


気弱。


でも希望をもつ、持ち続ける。


今を生きられてなかったら、明日も来年も生きていられないやん。