東京の孤独





渋谷、人がいっぱいいっぱいいっぱい。


新宿、人がいっぱいいっぱいいっぱい。


若い人、中高年、老人、色んなところから来た人たちが
それぞれの目的地に足早く、歩いている。


友達と並んで。恋人と手をつないで。ひとりで。


みんな、どこに行くんだろう。


みんな、何を求めているんだろう。



人はいっぱいいるのに、みんな、他人だ。



私のことを知っている人は、いない。



私はひとり新宿駅の中を歩きながら、悲しくなった。


この前までは感じなかったことだ。



ひとりで歩いていても、平気だった。
暖かい場所があると思っていた。


とりあえず、私には1人暮らしの部屋がある。
狭いけれど、私だけの部屋。


そこに帰ればいい。


でも・・・・・・・・・・・・・・



こんなにいっぱい人がいるのに。。


私は寂しい、と思った。
孤独だ、と思った。



このまま何十年も同じ私だったら、どうしようと
思った。



温かさを知っているからこそ、余計に
身にこたえた。


今日は温かいミルクを、飲もう。
自分を、かわいがってあげよう。


そうだ、本を読もう。新しい本を。


そうだ、風とロックの日記も書いてしまおう。
気分転換になるはずだ。



・・・・・




・・・



・・・



・・・






私は誰かの役に立ってるんだろうか。



私は

誰かに必要とされてるんだろうか。





私は

何をして、どうやって生きて


いくんだろう か









東京は

何でも在る。

色んな人が居る。




でも


何も無いと思えば
何も、無い。



有ると思えば、
有るんだ。きっと。















私は。


私は。


私は。