泣いた




昨日泣いたので、今日は目が腫れている。


誰かと分かり合えないことの切なさ、自分のイケナイ部分への不甲斐なさ、相手への「?」な気持ち、「違う」と伝えようと思ってもうまく言葉に出来ないもどかしさ。。。。。


つぶれそーな気持ちでした。


ある人から「あなたはエリート意識がある。そして思い込みが激しい。その話は聞きたくない」というようなことを言われた。



発端は、私が仕事の帰り道に話したこと。


昨日、社員の男性のプレゼンを見て単純に「かっこいいな」と思ったことと。
そしてそれを見て自分が正社員でめちゃめちゃ働いていたときを懐かしく思い出したなーという話をしたこと。


そして私は、同じ職場の派遣社員である一部のメンバーの意識の低さ、のようなことを吐いてしまった。



ただ、ちょこっと頭をよぎった「ただの話」のつもりだった。


「そっかーそう思うときもあるだろうなあ」程度で聞き流してもらえればいい話(のつもり)だった。



でもその聞いていた相手は、厳しい表情になり

  「前の職場の正社員に合ってなかったから体調悪くして辞めたんじゃん」
  「opiumnには、その正社員みたいなのは向いてないよ」


そして


  「その周りの派遣社員を見下してるんじゃない? 自分も派遣社員じゃん」


最後は

  「ただのエリート意識なんじゃないの」


と。



私は、「そうかもしれない」と思った。自分の悪いところなのかもしれないと思った。
けれどその前に、自分はそういうつもりで言ったわけではないし、見下してなんているだろうか?と疑問ももった。それは聞いているその人の取り違えなのではないか?・・・いや、でもやっぱり私にはそういう意識が強くあるんだろうか?いや・・・と訳が分からなくなった。



何が正しいのか、誰が正しいのか、その場では分からなかった。



ただ、お互い黙っている間に、涙がボロボロこぼれてきた。






私が派遣社員になるまでやっていた正社員の時代、その頃のことは怒涛の日々だったと同時に、自分に自信をつけさせてくれたときでもあった。



私は、「デキナイ」社員だった。先輩にとことん叩かれた。褒められたことをはじめ、成功体験なんてほとんどない。(そのことを思い出すと悲しい)




けれども、一抹の自信(誇り?)はあるんだろうな。

「あれだけハードな職場を乗り切ってきた」「総合的で、創造的な仕事に携わってきた」「仕事に情熱を傾けていたよ」という、そういう一生懸命だった自分に対する、誇り?のようなもの。



でもそれがその人にとっては「無駄なプライド」「意味不明な誇り」ひいては「エリート意識」なんだろう。


・・・そう思いますか?





私は、あの数年間の一言では語れない社会人生活をベースに、今が、ある。別にそれが全てという意味ではなくて、その経験があって、今の自分が、ある。

それを超えて、いろんなことが分かった。自分の大事にしたいもの、自分の気力・体力、限界etc・・・


だから、その人にその過去を完全否定され、「そんなものに『すがってる』なんて」といわれているようで悲しかった。


その人は、クリエイティブな業界で独立してやってきた。だから「「会社員」という世界が分からないし嫌い」と言う。
同じ会社員だったら分かってもらえるのだろうか。



それともそもそも私がオカシイのだろうか・・・・・



けれども(っていうのも言い訳みたいで不本意なのだけど)「優劣意識は全く無い」と言うその人に対し私は「それは間違ってる」と思った。


その人もふとした時に優劣の意識を持っていることを感じさせることがある。


 「自分の下請け(会社)の人が使えなくて困る」

 「言われたことだけやりゃーいいっていう意識だからどうしようもない」


 etc…


これは、私に指摘していることと同じようなことではないの?


優劣意識とプライド・向上心は紙一重で、それを一概に「悪い」と否定できるの?





私は、仕事に優劣をつけるなんて思ってないし、ナンセンスだと思っているよ。
知名度じゃないと思っているよ。
そこはあなたと同じなのに・・・・・



どうして分かり合えないのかな。。。




と同時に「自分」に悲しくなった。




「私は、自分が思っているほど(いろんなことが)そんなにデキナイのかな・・・」」


「私の価値って何なのかな・・・・」


「私が平凡な日々を暮らしていること、今の仕事や立場(派遣社員)をえらんで暮らしていることって、何なんだろ・・・・」


って思った。





最終的に、私は「確かに」という部分を認め、「でも誤解がある」という部分は伝えた。
(でもなんと言っていいか分からなくて、どこからこんがらがってしまっているのか分からなくて。。。。)



その人は
「自分にはない価値観だから分からない」
ということで終わった。






自分自身の「自信」って言うものが見えなくなって、昨日、すんごくつらかった。


「自信」は言葉を変えれば、自分の「コア」ということ。
これを見失うようなときはとっても孤独で、怖いことだ。





今でも。
分かり合えていないから。







信頼しているからこそ、つらい。