DVD『SAW』




『SAW6』がそろそろ公開…ということに刺激されて1〜5まで観てみようと思った。DVDを観はじめてしばらくして、『SAW』は実は1回観ていたことに気がついた。でも何年も前だし忘れているところも多いからもう一度。

それでもやっぱり楽しめた。『SAW』が公開された当初こういった「サイコスリラー」的な映画ってまだ少なくて、だからこそ先駆けのような作品だったと思う。私もその忍び寄る恐怖というやつに心おかされ「おもしろい」と思った。

たぶん低予算の映画(美術にお金かかった分キャストで抑えたのか)だと思うんだけどその発想が素晴らしいのでそう感じさせない。
監督と脚本家(&アダム役)の2人のインタビューも観ると、監督がかなり若い(中国系だから余計にそう見える)ことにビックリした。20代半ばくらいだろうか。

その彼らが『SAW』というその実力を認めざるを得ない作品を発表して人生は一変したいに違いない。

6まで公開されるなんて並みじゃない。よくハリウッドの大型映画でPART2が作られるけれど、正直「こんな駄作のPART2を?」と思うこともある。でも『SAW』に関してはそれだけ人々が求めているという表れだろう。

『SAWをも越えるサスペンス!』などと冠にされるくらい『SAW』はひとつのジャンルを築いてしまった。それだけの価値はある映画。