香りはかおる




近くの席の女性。もちろん新しい職場の。あまりしゃべる人ではないが、何か困ったことがあるとその人に聞いて教えてもらっている。

その人がデスクに座ったとき、「香り」がした。イメージは「イエローグリーン」。春先の12時くらいのまぶしい光のような香り。うっとりするというよりシャキっとするんだけどでも柔らかさもあるような香り。




何をつけているのか聞いてみたら、例のあれだった。やっぱりあれは特徴的な香りなんだな〜。香り好きな人なのかな、と思った。


そうしていたらその人が次に言った言葉に驚いた。
「おとといつけていた香りは何?」と私のことを聞かれたからだ。しかも、おとといなんていう忘れそうな日のこと。


忘れていたので何とか思い出すと…胸を張っては言えない「よくある」香りだった。「深いブルー」な香りで、けっこう好きなんだけどな。

その香水の名前を言うと「あー!」

「どうして(そんなことを)覚えてるんですか?」

「友達がつけていたのにすっごく似ていたから」


…なるほどー。


香りって自分で気づいていなくてもやっぱりそれなりにかおってるんだ、と久々に認識。