ふと思う




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A社の筆記試験。


仕事が終わってダッシュで企業に向かう。





若い男性が担当。

・SPIみたいな試験(70分)
・性格診断テスト(20分)
・アンケート(15分)



…トータル2時間くらい座ってカリカリ…



SPIは国語30分、数学40分。

こんなのしばらくやってないよ!
ご飯のワリカンでわり算くらいしかやってな…(最近)


やりながら…センター試験を思い出す。

国語は設問から読んでいくことで文章の大意をつかむ、とか、本文に鉛筆で記号を書いて対比させていく、などあの頃身につけた「読解法」が思い出され。ちょっとウキウキする。…時間が足りなくてできない問題あったけど(笑)
本文は記号や波線の書き込みがびっしりに。




数学はもう…ね…致命的〜!ひぃ〜!
速さ関連の「はじき」を必死に思いだそうとするダメな大人。ダメっていうかバカー


ああ…筆記で落ちるかもしれない…


そのあとの性格診断テストは、○○大学教授が何年も前に考案したであろうレトロなもの。YES・NO式。


「目上の人とも臆せず話せる」などの質問項目の中に「世の中はスパイばかりだ」ってあるのは…(笑)
…「いいえ」


人の心はもっと入り組んでいるもので。これじゃはかれないと思うけどな〜
ある一定の安心材料を得るという意味ではまだ機能してるんだろうな。




そしてA社のアンケートがクセモノだった。
アンケートという名のエントリーシートで、「最近おもしろかったこと」から「希望年収」、「志望動機」など重要な質問項目がぎっしり。
「大学で打ち込んだこと」に「アルバイトと恋愛」と書きそうになって、やめる。



明朝体・ワード打ちのその用紙に文章を書いているうちに、最後は絵を描きたくて仕方がなく…

味気ない…


何か遊び心のあることしたいなあ〜なんて思いつつ、ここは前の会社とは違っておカタそうだから控える。


ただ、その会社のある事業の課題と思われること(エラソーだわ…)を枠外にササッとメモ。



ただ私は分かっています…

課題をあげる(文句を言う)ことは簡単だけど、「作る」のはいかに大変か。私も仕事で経験してきたことで。ここで苦しんだなあ…





本日、キャリアアドバイザーさんから電話あり。

西麻布の会社の最終面接…落ちた!

(理由「イマイチ社風に合わない」だとのこと…。ええ?やっぱりあのひるず系な役員さんと合わなかったしなあ…。もっと派手な「女性」を求めていたんじゃないかなあー。この会社は、私ともう一人候補者がいたらしいけどその人も落ち、また採用を仕切直しするらしい。…条件に「女性らしく、容姿端麗な人」って書いたほうがいいのでは)

最終面接までは進めるものの、そこでダメなパターン。ん〜…内定ほしいなあ…





うれしかったのは、上記のA社についてのお話。

「相当な数の志望者は書類審査の段階で落ちているんです」「一次面接までこぎつけられたのは、opiumnさん1人だけなんですよ」 …とのこと。

そんなすごい案件だとは思わなかった…
でも筆記試験の結果が理由で落ちるような気も。



「A社の案件は私には荷が重すぎる気がして」と本音を言うと「ですね。ただ、そのご年令であのポストというのは…すごくキャリアアップにつながると思いますよ」


…確かに…。「チャレンジ」という捉え方をすれば、今ある案件の中では一番かもしれない。
周りの人の助けを借りながら「チャレンジ」するならば少しは気が楽になるなあ…





そう、私が忘れてはいけないのは、背伸びをしすぎないこと・できないことはできないと言うこと・(必要以上に)評価を得ようとしないこと なのだと思う。


打ち込むことは大事だけれど、どこかで「サラリーマンなんだし」「ここが私の全てなの?(いや…)」と客観的にみることも必要。もちろん、無責任になるという意味ではなく適度に手放す、という意味で。
このくらいでなければ自分が潰れてしまうことは分かる。




最近休みがちで会社に来られなくなった新卒ちゃんを思い出す…。
なんか、分かるよ。がんばりすぎちゃったんだね…

その子が悪いわけでも会社が悪いわけでもなく、歯車がかみ合わなかっただけ。だから、落第でも脱線でも何でもないよ。あなたの何かが悪かったわけでもない(「できれば、こういう考え方ができたら良かった」はあっても)。「あなたの長所を守れ」というサインでもある。
打ちのめされて初めて気づく・気づけることがある。
ーー経験から思う。


そう思うと、私の試行錯誤だって「私に必要なこと」。まあ誰の人生でもそれは試行錯誤であって、死ぬまで試行錯誤し続けるのだろう。
長い。だから息切れしない、「バテない試行錯誤」をしよう。





A社の質問

  「あなたの座右の銘・生活信条は?」


私は「特にないなあ〜」と思いながら「あえて言うなら」で書いた。


  『願えば叶う』



そう信じたいじゃ〜ないですか。





実は、どんなに落ち込んだときでも、これが1%でもアタマん中にあるのかもしれない。


だから生きているのかもしれない。