東京といなか





私がグアムで数日間、わらわらやっていて、銀杏なんて聴いていない間に、峯田の日記、相当更新されてたンデスネ!


私は海外ではどんなに暇でも、日本の音楽は聴かないようにしている。
それは「海外気分」「日本を出たー!っていう感覚」を失いたくないから。


もちろんいつも東横線で、京王線で、JRで、聴いている・聴いていた
大好きな音楽たちを懐かしくおもうこともある。


でも、あえて手を出さない!


そして帰国してもしばらく聴かない。まだ日本に帰りたくないから。


でもでも・・・帰国して3日目、昨日は10日ぶりくらいにアイポッド
電源を入れてみた。


まず、びーくるを聴いた。まだ泣きたくなかったから。


そして次に、「銀杏BOYZ」をクリックした。
銀杏BOYZ」の「銀河鉄道の夜」からバラード系を一気に聴いて、だんだん
「日本」という感覚がよみがえってきた。


イヤホンから聞こえる峯田の声は、なんだか幼くて、でもちゃんと「男」
だなって思った。

ヘタで、音も半音外れてて、リズムも遅れているところがある峯田の歌。
でも、でもなんで好きなのかな。やっぱり彼のブログと、ライブを見てるから
なんだか、違う。その【情景】とそのときの【熱】を思い出すから、銀杏を
聴いてしまうのだと思う。


そして聴くかどうか迷った「東京」。


いま、いなかーな、実家に帰っていて寝ては起きてまた寝て…っていう
生活をしてる。


7年前、張り切って「大好きな」会社に勤めるため実家を去って
ひとりで東京に行ったときのことを思い出すと、切なくてキューンと
する。


それからの仕事生活は本当に大変だった。尋常ではない忙しさと責任の
重さに、何度も何度も挫折しそうになった。


そしてそれが挫折に当たるかどうかわからないけれど、7年目のこの春
会社を辞めた。


つまり、当初の「東京に住む理由」は無くなった。


私はどう生きていこう。何を見つけていこうか。

理由1)実家より東京が好きだから
理由2)私がしたいのは、東京でしかできない仕事だから
理由3)ライブがいっぱいあるから

・・・これで、いいの? こう思えるかな?


「仕事を辞めて 郡山に帰った
 車窓から 眺める空は 何色だっただろう」


のところで、やっぱり涙が、出た。