実家に3週間いる専業主婦の私




主人が3か月余り地方に出張で私はその間一人である。

ということで、3週間、実家に帰省している。


最初の1週間は「暇すぎる!やることがない!」と
うんざりしていたんだけど

今は

「こののんびり感、いいな〜」
となってしまった。


実家の両親は定年退職しているため
ずっと家にいる。


朝9時に起き、朝ごはんを食べ
リビングで新聞を読んでいると
もうお昼。

母が車で出かける用事があれば
わたしもそれについていく。


たいてい、図書館かスーパーだ。


いなかののんびりした空気と、のんびりした人々。



「この田舎を飛び出して都会に!」なんて野望を抱いていた
中学生・高校生時代の自分を
リアルに思い出して、胸がキューンとする。



憧れていた東京は、そんなにいいものだった?




東京に出るための手段が、
勉強だった。



最初は東京じゃなくても
地方都市でも良かったのだけど。



勉強すれば進学できる。

進学すれば東京に行ける。

東京に行けば……。



楽しくて
ワクワクして
「素敵」な生活が待っていると思っていたのだ。



でも
「素敵」な生活を作り出すのは
環境よりも「自分自身」、もっといえば
「自分の心しだい」ってことが
わかった。

(もちろんある程度環境に左右されたりもするのだけど)



だから、
東京がいいとも、
思わない。


今は
住んでいるけれど。


田舎で
しっかり、ゆっくり、
生活するのもいいと思う。

本当に。