そういう病気の人って多いよね






この1ヶ月、体調が思わしくない。




・電車に乗っていて20分以上立っていると
 気分が悪くなって、倒れる(1ヶ月で数回)
・頭痛が頻繁に
・吐き気がする
・ゆえに、食欲がない
・たまに食べたものを吐いたりする


風邪でも食欲が落ちない私が、
「食べたくない」という状態になるなんて、
自分でもビックリ。



なので、
この1ヶ月で3キロくらい体重が落ちた。


今までキツめだったパンツがすべてゆるくなった。
何人かに「ヤセた!?」と言われる。





「わ〜い♪」なんて喜んでいたら
周りの人に
「おいおい、喜んでる場合じゃないよ!
 やばいよ!ヤツレてるし…」
と、
一番聞きたくない言葉を言われ。




あららら。

私は自分で「頬がこけた♪ 食欲がないのも
ちょうどいいわ〜」
なんて思っていたのですが。





仕事にも支障が出てきた。



まず、朝、起きられない。
偏頭痛がひどい。
しかしがんばって電車に乗ると、
気分が悪くなる…





一人のときは何回か気分が悪くなって
途中下車していすに座り(椅子がない駅ではホームにうずくまって)

「げえええええーええええええええーー(吐いてはないけどそんな感じ)
 気持ちわるいいいいぃぃぃぃぃいーー
 誰か助けてーーーーーー」

となって10分ほど休憩して遅刻して会社に行っていた。





でも
「疲れてるのかな? それとも電車の生暖かい空気がダメなのかな」
と思って病院にも行っていなかった。




しかし。

相方(今度だんなさんになる人)と一緒に通勤した際。
私にとってはとんでもないことが起きた。




その電車は
もちろん座れないくらいの満員電車。


相方は、ipodを聴いている。
私はそばにいて「あ〜〜座りたいなあ」などと
考えていた。



電車が、20分ほど走って…


私、もんのすごーーーーい、気持ちが悪くなってきた。

こういう場合いつもこういう感じだ。
・胃の中が気持ち悪くなってくる
・頭痛がしてくる
・目の前がパチパチしてくる





この段階で電車を降りれば、また
「げえええええええー(吐かないけれど←しつこい)」と思いながら
少し休めば、倒れることはない。




けれどこれを我慢して
電車に乗り続けてしまった。




相方の袖をクイクイと引っ張る。
(やばいよ、やばいよ…)

「どしたの?」


私の顔色が悪いことにやっと気づいたらしく。


「気持ちわるぃ・・・」


「電車降りる?」


しかーーし。遅かった…


その瞬間、私は一瞬気を失って崩れるように
電車の中で倒れてしまったらしい。



何秒かして意識が戻ると、相方が腕を持っていて
「この前(の座席)に座っていいって」
と言う。



どうも、私の目の前に座っていた人が
倒れた私に席を譲ってくださったらしい。



ビバ!親切!


「ぁりがとぅございまっす・・・」
なんて朦朧としながら座らされて
ひと駅、乗った。




そして、やっと次の駅に着いた。


もう、降りるしかない、気持ちわるいよおおおおおおーーーーー




相方に引きずられるようにして電車を降り(注目の的)
目の前にあった、ホームの椅子に座らされる。




「やっと空気がきれいないところに来れた」
と私はほっとしてまた例の
「ぐええええええええええーーー(吐いてはいませんが)」と
思いながら…このあとのことは覚えていない。




相方がなにやら色々私に話しかけていたらしいのだけど
私はまったく覚えていない。


・・・これが怖い・・・




完全に意識が飛んで閉まったのだわ……



私はもう座っているだけれは回復しなくて、
吐いてしまいたいわ、横になりたいわ、とにかく
ありえないくらい気持ち悪くて
人生どーでも良くなりそうだった。




遅刻ゲンキンな相方を思って私は
「・・・先に、行って・・・・
 だいじょうぶだから、ほんと、先に行って・・・」
と言い
相方は
「なんかあったらすぐ電話して!」
と言いながらまた電車に乗っていった。




私は、ある程度こういうことに慣れている。

何回か経験があるから。
最近、特に。




しばらく椅子でぐったりしたあと、これはもう電車に
乗れない、とにかく横にならせてほしい、と
思いながら駅員室まで
ヨロヨロと歩いていって
その中のベンチらしいものに寝かせてもらった。



そこにあった毛布は古く、なんだか不潔らしかったけど
もうどうでも良かった。

そのときは私をくるんで暖めてくれる救世主としか
思えず。




うげええええーーーーーー
きもぢわるいいいいいいいいーーーー




とりあえず、会社に
「倒れました、遅刻します」
とだけメールして、寝る・・・




駅員さんが起こしに来ないことを祈りながら
1時間ほど寝かせてもらう。




もう、いい加減、移動しないと。


そして何とか会社までまた電車で向かった。


相方は、そういう私を目の当たりにして
かなりビックリし、そしてショックだったらしい。


「こりゃ、休ませないとヤバイ」
と思ったという。




上記のことからもわかるように、こういった状態は
たいがい、精神的なもの・ストレス・疲労
などが原因であり。



そしてその原因とは私の場合
80%くらいが仕事に関することであり。



私もその原因が思い当たるので、仕事
としか言いようがなかった。




私は、社会人になって
8年くらい経っていて
その間、「仕事がハード」と感じることが多かった。

少なくとも「余裕がある」と感じたことのほうが
少ない。




それは、客観的に見ても忙しい部類の仕事を選んで
いただけれはなく、
私の処理能力がそんなに高くないからだと思う。




そう。
それも、情けなかった。




その課題を
何度も何度も、ぶち破るべく
やってきて
次第にクリアできてはいたけれど。




ある程度、頭打ちな部分まできているんだと
思う。



それは、負けを認めるようでイヤだった
んだろうな〜。





「負けでも、いいやん」

ってことを教えてくれたのは
私の父親と、昔の彼と、今の相方だったと思う。






父親にはいつからか
「やりすぎはやめなさい!適当にやりなさい!」
といわれ続けてきた。



一時期は毎日のように電話がきて
「今日はどないやねん?」
と仕事状況、健康状態など
「しつこいよ…」というくらい聞かれたりした。





そして、昔の彼は私を見て

「それがお前なんだから、それでいいじゃん。
 できるのもできないのも能力ではなくて、
 それが個性なんだよ。
 適材適所なんだから、(今のそれが)
 合ってないんだよ」


「自分を無理して変える必要はない」


「そんくらいなら(会社を)辞めればいい」

と何度も何度も言われてきた。




私はそう彼に言われると分かっているのに
何回か同じような悩みを彼に言っていたのは、
そう、そう誰かに言ってほしかったからだ。


甘えたかったからだ。





今の相方は、この2人ともちょっと違った。
私の「しんどさ」というのを本質的には理解
できなかった。
これからも、もしかしたら理解することはないかもしれない。




それは1つに、彼は、生まれてこのかたほとんど
病院にお世話になったことはなく
「おかしいんじゃないのっ?」というくらい
健康な人だからだ。


そして
「飲んで、寝れば、元気!」
っていうタイプだからだ。





「大変なんだね」
と言葉で言うことはあっても、「本質的には」分からない
のだと思う。




これは私の思い上がりでもなんでもなくて、
本当に。




だけれど、私はそれを不満には思わない。

十分だと思っている。

むしろ、そういう人でよかった、と
思う。



何でも笑って、跳ね飛ばせるから。
笑って、生活できるから。








彼は彼なりに、生きているから。

何から何まで共感してもらい、共有しようとは
思わないから。





それよりも、
ただ、私の状況を知ってもらい
もし
私から相手に望むことがあれば
それを受け入れてほしい、
ただ、それだけだ。



ヘルプを出したときにガッチリ対応
してくれれば、それでいいのだ。



相手は、
それができる人なので、
ありがとう、という感じです。







私はまず、病院に行って、
内科的な検査(血液やら色々)を受け
散々
「うーーん原因が分からない」
と言う、予想していた診断を受けた。



やっぱり「ストレス」だなんて例のやつを
言われるんだろうな〜〜と実感してきた。


その間も吐き気続き。

「こりゃあたし、ダメだ」と思ったのは
食べ物が胃にない・からっぽの状態なのに
吐き気が襲ってきて
電車を降りてトイレに駆け込んで胃液だけを
吐いてしまったときだ。



うわぉーこりゃ「原因が分からぬ、ストレスかね〜〜!」
なんて言ってる場合じゃないわ。


仕事をストップするか、
会社を辞めるか、とにかく何とかしないとー。




その頃から私の不調があまりにも長引いていることを
実感してきた相方は
「もう、辞めたほうがいい」
「そんな遅くまで仕事してほしくない」
などなど、今の職場反対論を唱えはじめた。



ああ、正常な男性で良かった…



ここで
「ガンバレ!もうちょっと辛抱してみ。」
なーんて根性論を持ち込む「ビジネスマン」だったら、
やだよ…。



で、最終的に
3つめの病院でステキな先生と出会った。


「まあ、疲れとストレスだろうね。
 お仕事忙しいんでしたよね?」

「まあ…」

「でもね、このへんで分かってよかったよ、あなた。
 自分にストップかけられるでしょ?
 世の中には
 働きすぎてることに気づかないで中年になって
 脳梗塞やら何やらでいきなりぶっ倒れる人が多いんだから」


「しばらく、のーーんびり、遊んでたらこの不調は
 治るだろうけどね。

 でも、病名が必要なんだとしたら…
 まあこういう曖昧な症状は『自律神経失調症』って
 つけるかなーー」




わ、きた。
自律神経失調症



こういう人、最近、多いよね〜
っていう病気のようで病気じゃない病気。


でもそうとしかいえないわけです。




ということで、
今は漢方薬を飲みながら、できるだけ
アホに、のんびりと暮らそうと思っております。

この漢方薬がかなりヒット。

あれだけ苦しめられた吐き気がおさまり、
ご飯がもりもり食べられるように。
このままじゃ、体重が戻る以上に太ってしまうかもよ。





ということで、
できるだけ
「ダイヤ綺麗ー!どの指輪にしよっかな〜」
なんていう、
お気楽なことを考えているわけです。