オンナとオンナの電話




友達から久しぶりに電話がかかってきた。

彼女には好きな人がいる。でもつらそうだ。




「仕事が忙しくて連絡が少ない」「会えない」「好きでいてくれているのか分からない(表現をしない)」「『寂しい』と伝えても何のケアもない」
。。。と多くの男性の共通項?のような。


その話から発展して「自分がどうなっていくのか」という不安や孤独について、彼女は話した。


彼女は弱音を素直に表現する。自信のなさやその原因・出来事を詳しく口にする。そういうところは、弱くて、でもすごく強いところだと思う。強がっていそうでいて、でも(わたしには)ちゃんと恥ずかしいことや弱い部分を見せるところが…わたしよりデキる子だと思う。素敵だなぁーと。



恋愛ができないことで、自分に自信がなくなる。お先真っ暗に思える夜がある。そもそも恋愛うんぬんは関係なく人生が分からない。…そういった、「うん分かるよ」というようなこと。そういう夜をいくつ重ねて今があるんだろうね。みんなはそんなことないんだろうかね。



誰にも未来は見えないのだから誰だって平等に、不安。だけど悲観的になっていても仕方がない。あまり考えすぎないで「前向きに」日々を過ごしていくしかないーーーそんなことは彼女も分かっているんだよね。だけどじゃあそれを100人が100人やって、そういうスタンスでいて、それで「未来」はどうなるの?…そう思ってしまうんだよね。うん。


弱気になる夜もある。寒いなあと感じることもある。


そんなに、がんばれないよね、うん。