雑誌の中身を立ち読み感覚で「ちょい読み」サイト




[ http://www.magabon.jp/:title=「magabon」]を初めて見た。


「ちょい読み」とは?

雑誌の中身、立ち読み感覚で「ちょい読み」!


雑誌の最新号の表紙、目次、次号予告に加え、中身を見せちゃいます。
拡大・縮小も自由自在のちょい読みウインドウで、
気になるアノ見出しもアイテムもすみずみまでチェックOK。






実際に見てみると、まあ有名どころの雑誌は載っている。

…けれども「ちょい読み」できる雑誌に限りがあるし(やっぱマガハ系はダメなのね…)、そのページ数も限られてるので仕方ないけど物足りない感あり。

「〜アイテムもすみずみまでチェックOK」もちと言いすぎかな。

ブリちゃんの妊婦ヌードの中身がキッチリ見ることができるのは、なかなかやったな、って感じも)



こういうのを見ているとどうしても「どこが企画してるんだろう?」とか「運営資金は?」「原稿を手にいれる方法、出版社へのチェック方法」とかが気になってしまう。



プレスリリース↓


TUGBOATが出身である株式会社電通と組んで開設にいたる。

近年、F1/M1層の「インターネット」メディアへの接触時間が著しく伸びている。しかし、深い取材や洞察による記事や、印刷写真の再現によるダイナミックなイメージ付けにおいては「雑誌」メディアに利がある。雑誌には根強い固定読者がおり、情報の正確さ、伝達の深さや口コミの発生など、特有のメディアパワーを持つ、そんな雑誌の記事内容をもっと知るために、「magabon」は企画された。

「magabon」の運営は出版社や一般広告主からの広告料で行い、サイトユーザーは全ての機能を無料で使用できる。

TUGBOATは1999年に設立された広告企画・制作に専門特化した日本初のクリエイティブ・エージェンシー。雑誌の「人の心をとらえるコンテンツ」に着目し、これをウェブサイト上で見やすく展開させると共に、TUGBOATからのオリジナル・コンテンツを加え、雑誌への興味喚起を行うことで、「magabon」に参加しているファン拡大と販売部数向上を目指す。そして最終的には雑誌・出版業界全体の販売促進に繋げることを狙っていく。

電通は運営ノウハウ面での支援をタグボートに対して行うと共に、広告集稿窓口としてセールス活動を行う。

「TUGBOAT」という「1999年に設立された広告企画・制作に専門特化した日本初のクリエイティブ・エージェンシー」主導らしい。

社員は8名。少なそうだけどまだサイト1つだしコンテンツの一部を外注にしちゃえば(内部制作でもできるか)、十分な人数かな。


電通がバックについているというのが強みだろう。電通の元社員が独立して作った会社なのかしら。


それにしても、インターネットが普及しすぎて雑誌の売れ行きのダウンが懸念されたけれどもわたし個人の感覚値としてはさほど影響はない気がする。



それは上記にもあるように「深い取材や洞察による記事や、印刷写真の再現によるダイナミックなイメージ付けにおいては「雑誌」メディアに利があ」り、「固定読者」をガッチリつかんでいるからだろう。


そう考えると「雑誌に勝つ」ではなく「雑誌の販売をおしすすめる」サイトという発想はなかなかおもしろいなと思った。


ただしこの会社ももちろんそれに終始するわけではなく、たぶん今後はオリジナルコンテンツなどで雑誌との連携から脱却しそうな気もするけれど。