『インサイド・マン』





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監督:スパイク・リー
出演:デンゼル・ワシントンクライヴ・オーウェンジョディ・フォスタークリストファー・プラマーウィレム・デフォー
製作年・国:2006/米
鑑賞日:2006/6/10:日比谷みゆき座
系統:サスペンス
配給:UIP
翻訳:戸田奈津子




ストーリー


アメリカのマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。犯人グループのリーダー・ダルトンは完全犯罪をもくろみ、明晰な頭脳を生かして人質全員に自分たちと同じ格好をさせ、犯人か人質かの区別をつけなくさせる作戦に出る。一方、事件の担当を任されたフレイジャー捜査官はダルトンとの接触を図り、犯人グループの本当の目的を探るべく、駆け引きに富んだ心理戦を繰り広げてゆくのだが・・・。
『マルコムX』のスパイク・リー監督最新作。デンゼル・ワシントンジョディ・フォスター、クライブ・オーウェンの豪華共演が見られるクライム・サスペンスである。

ドッグヴィル』以来、久々にどうにも解釈できなくて
帰宅するなりいろんな種明かしを探した映画。
インサイドマン』。



フレイジャー捜査官のデンゼル・ワシントンが渋くて、ちょいとエロさがある。いいねー
犯人リーダーのクライブ・オーウェンも、ほとんどのシーン覆面でも存在感アリアリ。

女弁護士役のジョディ・フォスターは、別に彼女でなくても良いのでは・むしろもっとあの役を生かすことが出来る女優さんはいるのでは?と思った。




この映画は「完全犯罪」を軸に観るものをもかく乱しながら進んでいく。
でも、アメリカ映画特有の(?)シャレがあったり、言葉や意味を略した会話が多いため、真意をとらえながら展開を読んでいくのが結構大変。


私は観ながら途中で、「本当の仕掛け人」(がいるのかどうかも「?」だけど)について混乱して頭の中が「????」だらけだった


しかしアメリカならでは、スパイクリー監督ならではの民族的風刺も挟まれていて、あっちの人にはスパイスになっていると思う。


犯人の動き、人質の恐怖をあらわすシーンのカメラワークは少しザラザラした質感で
かっこよかった。


民族音楽っぽい楽曲も新しくて◎。



これは、、、、、、オトナが細かいところまで気を配って観、それぞれに意味合いをとらえていく
ある意味難解な映画だな、と思った。


こういう不可解さは久々で、うん、良かったなー。