『ダージリン急行』




http://www.cinemacafe.net/ad/darjeeling/
f:id:opiumn:20090215213354j:image


インドを駆け抜ける列車・ダージリン急行に、長男・フランシス(オーウェン・ウィルソン)の呼びかけで、次男・ピーター(エイドリアン・ブロディ)、三男・ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)のホイットマン3兄弟が集まった。父の死をきっかけに1年の間絶交していた彼らは、それぞれに問題を抱えていた。会えば口論し、掴み合い、いがみ合う3人。しかしこの旅には目的があった。それは行方不明になった母親を探すこと。かくして、3兄弟の心を癒すインド横断の列車の旅が始まった――



http://www.extravagance.jp/gazzetta/200803/05.html


ウェス・アンダーソン監督作の魅力といえば、まずはキュートなファッション系アイテム。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」ではラコステのワンピースとアディダスのジャージ、「ライフ・アクアティック」ではルイ・ヴィトン風スカーフとアディダスのスニーカーが活躍したが、今回のキーアイテムは3兄弟が持ち歩くスーツケース。デザインは、ルイ・ヴィトンのデザイナー、マーク・ジェイコブス。ケース表面の野生動物のイラストは、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」でも美術に参加したアンダーソン監督の弟、エリック・アンダーソンが描いている。このスーツケースが画面に登場するだけで、インドな風景がいつものキュートなウェス・アンダーソンの世界に変貌してしまう。

f:id:opiumn:20090216144003j:image

そう!このトランクがすっごく気になった!これはヌメ革なのかしらん?ベージュの色にラクダ(?)などの野生動物のイラスト(刺繍に見えた)が目を引く。7個ほどあり全て形が違うあたりもとっても魅力的。兄弟はこれを列車に投げ込んだり乱暴に扱うたび「ひええええー!高いのにっ」とハラハラしてしまった私。…と思ったらマーク・ジェイコブスだったのね。お金かけてるなー。

中身なんて。。。ほらこれ!
f:id:opiumn:20090216144725j:image
とっても凝っているではありませんか!



このトランクといい、ブルー・黄色などカラフルな列車車内の内装もポップでキュート。ポストカードになりそう。
原色の使い方とどこか乾いた感じが「インドだわ!」な雰囲気で。私はインド行ったこと無いんですが「死ぬまでに行ってみたいわー。でも若いうちに行きたかったわー」なんてトラベルへの思いも倍増する本作品。オススメです。


http://eiga.com/movie/53121/special/2