【DVD】『ヴェラ・ドレイク』〜心の美しい人
【総合】★★☆☆☆(★★★★★満点中)
どうしても映画が観たくて、自宅に戻って21:30〜DVD鑑賞。
マイク・リー監督の映画の作り方に興味をもった。
最後まで見終わっての感想は、
思っていたより感動の波が押し寄せることはなかったな、ということ。
しかし、何と言っても主役のヴェラを演じた、
イメルダ・スタウントンが素晴らしい。
顔つきが「心底善良なヴェラ」になっているし、姿かたち
全て、なじみすぎていて他の役柄が想像できないほど。
この女優さんに、乾杯。
他の作品も観てみたいな。
あともう1つ心に残ったのは、街なみと、ヴェラの自宅
アパート。
くすんだ色合いの部屋。緑に花柄の壁紙。
使い込んでいそうなキッチン…
6畳くらいのリビングに家族みんなが集まるシーンが度々
出てくるのだけど、
裕福とはいえない雰囲気が漂う。
それがマイナスにではなく、プラスに働いている。
そして最後に。
この物語の中で
ヴェラはやたらと、お茶(紅茶)を入れる。
「お湯をわかすわね」 「お茶でもどう?」 「お茶のおかわりは?」…
彼女が人のためにお茶を入れるのは、彼女の優しさの象徴ではないだろうか。
この映画を観ていて、私も紅茶を入れたくなったな。